児童養護施設とは

●子どもたちの健やかな成長と自立を支援する「もうひとつの家族」

 私たちの社会には、予期できない災害や事故あるいは離婚や病気、また、不適切な養育を受けているなど、さまざまな事情により、家族による養育が困難な子どもたちがいます。
 児童養護施設は、こうした子どもたちに人としての権利を保障し、社会的に養育・保護する施設です。
 児童養護施設は、児童福祉法や児童憲章の基本的な理念に沿って、子どもたちの幸せと心豊かで健やかな成長を見守り、社会的な自立を支援し続けています。


●ふれあい・創造・学習  個々に合わせた自立支援

 施設は子どもたちにとって生活の拠点となります。できる限り家庭に近い暖かい雰囲気の中で、安定した生活を送ることができるよう心を配っています。
 同時に、余暇や趣味を楽しんだり、地域との交流活動を通して、子どもたちが健全に成長し、社会的に自立するための支援がなされています。
 子どもたちの日常生活の世話と指導は、個々に合わせた自立支援計画をもとに、児童指導員、保育士等の専門職が行っています。
 このほか事務職員、栄養士、調理員、そして運営管理者として施設全体に責任を持つ施設長が子どもたちの生活を支えています。


●希望や能力にあった進学・就職をバックアップ

 子どもたちは、それぞれの希望や能力に応じて中学校卒業時に進学や就職などの道を選択します。中には努力をして大学へ進む子どももいます。
 就職を希望する子どもたちは、たとえば自立援助ホームなど地域の中で生活しながら、社会人として必要な生活の術を身につけ、知識、能力を高められるように、さまざまな方法で独り立ちを支援しています。


●少人数でアットホームな生活「グループホーム」で社会生活も体験

 入所している子どもたちは、全員が一つの施設の中で生活を送るのが一般的ですが、少人数のグループにわかれ、より家庭に近いスタイルで生活を送る施設も増えています。また、施設から離れ地域の中で生活体験を行う「グループホーム」などもあります。


●子育て支援の拠点として誰もが利用できる施設

 女性の社会進出や少子化問題に対応するため、社会全体で子どもを見守り育てていこうという声が高まっています。
 こうした中、これまで子どもたちの成長と、社会的自立を支援してきた児童養護施設の機能が、地域の中でクローズアップされています。
 地域の子どもを一時的に預かる子育て支援短期利用事業(ショートステイ、トワイライトステイ)や、ひきこもり・不登校児童に対する援助、子どもの健全育成をはかる取り組み、さらに児童家庭支援センターを設置して、子育てに関するさまざまな不安や疑問を抱える家族への相談・援助などを実施しています。
 そのほかにも、地域の実情に合わせ、さまざまな事業を展開しています。また、これからの児童養護施設は、新しいサービスの開発に取り組みながら、受け入れた子どもたちやその家族だけでなく、地域の中で誰もが利用できる子育て支援の拠点となるよう努力しています。


※以上の文は、全国児童養護施設協議会「すこやかに−児童養護施設のご案内−」から引用させていただきました。


入園手続き
 学園を利用したい児童がありましたら児童相談所(岩手県内は盛岡・一関・宮古)、町村役場福祉課、市役所福祉事務所にご相談下さい。
 入園措置について適当かどうかは、児童相談所において決定されるのです。
 入園後の必要な費用は、保護者の収入に応じて負担することになっています。